【研究所の役割】
古代日本の中心地であった奈良県には、都城跡や古墳をはじめさまざまな遺跡(埋蔵文化財)が数多く存在しています。これらは先人が残した貴重な文化遺産であり、歴史や文化を研究するための重要な資料です。奈良県立橿原考古学研究所は、奈良県教育委員会に属する機関であり、奈良県内の埋蔵文化財の調査研究を行い、その成果を広く公開するとともに、国民共有の財産である埋蔵文化財を保護し後世に伝えるためにさまざまな活動を行っています。
【主な事業】
- 埋蔵文化財の調査研究
各種開発事業に伴う事前発掘調査や、遺跡の研究や範囲確認のための学術調査を毎年100件程度実施しています。
- 研究成果の刊行
遺跡の発掘調査報告書(奈良県史跡名勝天然記念物調査報告、奈良県文化財調査報告書、奈良県遺跡調査概報など)や研究論文集(橿原考古学研究所論集、考古学論攷など)のほか、附属博物館の展示図録・資料目録、各年度の研究所の事業概要をまとめた「年報」、研究所連絡誌「青陵」などを刊行しています。
- 資料の保管と活用
出土した遺物や写真・図面などの記録資料を保管し、公開の要望に応えています。
- 遺物の保存処理
調査で検出した遺構や遺物を保存するため、材質や構造を分析し、科学的な処理を施します。
- 研究会の開催
毎月、所員の研究発表会を開催しているほか、さまざまな分野で専門部会を設けて資料の収集や研究を行っています。
- 普及啓発
調査研究の成果を公開し、埋蔵文化財への理解を深めていただくために、附属博物館での各種展示や講演会・シンポジウム・現地説明会などを開催しています。
- 国際交流
海外からの留学生の受け入れ、シリアパルミラ遺跡など他機関が行う海外調査への職員の派遣、中国皇帝陵の踏査などを行っています。
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